格安SIMでお安くスマホライフを楽しもう
大手キャリアが危機感を感じるぐらい格安SIMが普及してきた今、10社以上の中から自分にあった会社を選ぶとよりお得に・より快適にスマホライフがおくれます。ここでは、格安SIMの選び方をご紹介します。
- 格安SIMの基礎知識
- 格安SIM選びで最も重要なこと
- 格安SIMのメリット
- 格安SIMのデメリット
- 格安SIMが使えるスマホ
- 料金プラン例
- 格安SIMを使い始めるにのかかる費用
- 格安SIMを解約するのにかかる費用
格安SIMの基礎知識
格安SIMはMVNOによって実現された
格安SIMの会社は大手キャリアから余っている通信回線を買って(借りて)営業しています。これをMVNOといいます。
通信業は多大な初期投資や電波を扱うための免許などが必要ですが、大手キャリアから回線を借りることによってそれら負担が減りその分低価格でサービスを提供しています。
これを、大手キャリアよりも低価格で利用できるため「格安SIM」と呼んでいます。
どのぐらい安い?
格安SIM業者は、月間の通信量上限を細かく分けられています。使用量が少ない人は少ないプランを、動画視聴などたくさん使う方は多いプランを・・・と各々にあったプランを選択することで無駄をなくしより安く利用することができます。
月間高速通信量が1GBだと500円ぐらいから、音声通話(携帯番号070・080・090)付でも1000円ちょっとから利用することができます。
格安SIM選びで最も重要なこと
ベースになっている回線業者
格安SIMの会社は大手キャリアから通信回線を買って(借りて)営業しています。そのもとになるキャリアと今お使いのスマホのキャリアが同じであれば、SIMロックされたスマホでも使えます。が、合わない場合、利用することができません。
比較的新しい契約だと、SIMロックを解除してくれるはずなので、それを今使っているキャリアに申請し行ってもらうことでどこの格安SIM業者でも使えるようになります。
一番簡単のはこれを機会にSIMフリーのスマホを購入する事。これであれば、ベースがどこのキャリアでも使うことができますし、加入した格安SIMに満足できなくて違う会社に移る場合でも、回線業者を気にすることなく選ぶことができます。
最近のSIMフリースマホは安いものが多く、2~3万円程度でも十分機能が充実したモデルが買えます。
SIMカードのサイズ
SIMには標準SIM・マイクロSIM・nanoSIMの3種類があります。
後者になるほどどんどんSIMカードのサイズが小さくなります。基本的に使うスマホにあったサイズのSIMを購入する必要があります。
また、間違って購入したから交換・・といった場合でも、新規契約と同じ3000円ぐらいの費用が掛かる業者がほとんどですので、使いたいスマホのSIMサイズはしっかりチェックする必要があります。
格安SIM業者ではSIMフリースマホとのセット販売も行っているところが多く、これで買えばスマホにあったサイズのSIMカードが自動的に選択されるので間違いはありません。
また、一部ネットで、マイクロSIMをカットしてnanoSIMサイズにしたら使えたwwwというような情報がありますが、完全に自己責任の世界になってしまい、そもそも新しく選べるんであれば最初から正しいサイズを購入したほうがいろいろ楽だと思います。
格安SIMのメリット
プランがシンプルで余計なものがない
格安SIMの業者のプランは本当にシンプルです。
- データ専用か音声通話(携帯電話番号)付かを選ぶ
- 月の高速データ通信量を決める
基本的にこれだけです。
音声通話付の場合は
- ○分までの通話○○○回無料
というようなオプションがある業者が多いので、自分の使い方によって選びましょう
今使っている携帯番号が使える(MNP可能)
ほとんどの格安SIM業者がMNP対応になってます。(音声通話付SIMの場合)
なので、今使っている携帯番号を引き続き使いたいのであればそのまま利用することができます。
違約金が発生する期間がない(あっても短い)
データ通信専用SIMの場合、ほとんど違約金が発生する契約がありません。しいて言えば、SIMフリースマホとセットで契約した場合、半年~12か月程度の縛りが発生し、それ以前に解約すると1万円程度の違約金が発生します。
が、データ通信専用の場合珍しいパターンです。
音声通話付ですと、12か月程度の縛りがあり、それ以前に解約すると1万円程度の違約金が発生することが多いです。
が、ほとんどの場合、最初の期間だけであって、その期間使えばあとはいつ解約しようが違約金がかからないパターンが多い。○年後の○月が違約金かからない月ですよといった固い縛りがない。
格安SIMのデメリット
キャリアメールが使えない=携帯専用サービスが受けられない可能性がある
回線は大手キャリアの物を使っていても、メアドの提供はありません。よって、メールをするにはGmailなどPCで使うメールサービスを利用することになります。
そのため、スマホ・携帯限定でサービスを展開しているサイトなどのうち、メールアドレスでスマホだと判断するサイトでは登録で行きません。このようなサイトを利用したい場合は、高くても大手キャリアを使う必要があります。
サポートが薄い
基本的に、スマホは自分で用意して回線だけを提供する感じの格安SIM会社なので、端末ごとに異なる操作方法などのサポートは受けられないことが多いようです。また、サポートダイヤルに電話をかけてもなかなかつながらないということも。。
通信速度のブレがある
お昼休みや仕事終わりの時間など、みんながスマホを使うであろう時間帯で恐ろしく速度が低下することがあります。これは、場所とタイミング次第なのでデメリットというより運かもしれませんが。
ちなみに、私も格安SIMを利用しているのですが、数MBのアプリアップデート。夜だと秒速でダウンロード完了するのに、日中だと進歩率がほとんど上がらず、一更新で100KBぐらいしかダウンロードできない場面に多々遭遇しています。この場合でも、高速通信量を使用しているのでかなり損。。。
電話料金は別
電話をかけるには20円(30秒当たり)ぐらいの料金がかかります。
たくさん電話を掛ける方は○分までの通話○○○回無料というようなオプションがある格安SIM会社があるので、それを選択することで節約することは可能です。
格安SIMが使えるスマホ
SIMフリー
利用する通信業者の制限を受けないスマホのことをSIMフリースマホといいます。最近ではメーカーも力を入れており2万円程度でも十分な機能が備わったモデルがあります。4万とかだしたら超ハイスペスマホが買えてしまいます。
格安SIM会社では、自社のSIMカードとSIMフリースマホをセットにしたプランがあるところが多く、これで買えば必要な設定済みのスマホが送られてきてSIMカードを指すだけで利用できお手軽です。
回線業者(ドコモ・au)と同じキャリアのスマホ
格安SIM会社は、大手キャリアの回線を借りて運用しています。その大本のキャリアとお使いのスマホのキャリアがあっていればSIMロックがかかっていても利用できます。また、最近では半年程度使ったらSIMロック解除を要求できSIMフリースマホに変身させることも可能です。
よくわからなかったら・・・
SIMフリースマホをセットで購入するのがおすすめです。本当に簡単なので。
ちなみに私は、通常販売価格18000円ぐらいの端末をキャンペーンで8200円程度なっていたASUS ZenFone 2 Laserを買って使っていますが、非常に快適です。画面はきれいだし、写真や動画の映りもちょっとしたデジカメレベルじゃん?と思えるぐらい。さらに、カメラは32秒までのスローシャッターが切れるので星空などの撮影もいけるはずです。
と、安いから低性能というわけではないので、スペックや参考写真・レビューサイトなどで情報収集をし自分が求めているレベルのスマホなのかチェックすることが大切だと思います。
料金プラン例
格安SIM各社で料金体系が異なります。自分に合ったものを探すのが格安SIMを有効に使う方法です。
データ通信専用プラン
回線 | 代表的プラン | 1GB | 2GB | 3GB |
---|---|---|---|---|
ドコモ | 楽天モバイル | - | - | 900円 |
ドコモ | OCNモバイル | - | - | 1100円 |
ドコモ | DMMモバイル | 480円 | 770円 | 850円 |
ドコモ | mineo(ドコモ) | 800円 | - | 900円 |
au | mineo(au) | 800円 | - | 900円 |
ドコモ | Uモバイル | 790円 | - | - |
au | UQモバイル | - | - | 980円 |
※各社、微妙に通信量が多かったりと条件が異なるところがありますが、おおざっぱに1GB単位でまとめました。詳細については各格安SIM会社紹介ページでご確認ください。
オプションは、SMS利用可→100円~150円プラスというものがあります。
このようにデータ通信専用SIMだとかなり安く利用することができます。
★詳細なプラン・金額は各格安SIM会社紹介記事に書いてありますので参考にしてください。
音声通話付プラン
回線 | 代表的プラン | 1GB | 2GB | 3GB |
---|---|---|---|---|
ドコモ | 楽天モバイル | - | - | 1600円 |
ドコモ | OCNモバイル | - | - | 1800円 |
ドコモ | DMMモバイル | 1260円 | 1380円 | 1500円 |
ドコモ | mineo(ドコモ) | 1500円 | - | 1600円 |
au | mineo(au) | 1410円 | - | 1510円 |
ドコモ | Uモバイル | - | - | 1580円 |
au | UQモバイル | - | - | 1680円 |
音声通話を付けてもこの価格で利用できるのが格安SIMの魅力です。
但し、通話料は別途かかります。
オプションは、○分までの通話○○○回まで無料といったオプションがある格安SIM会社があります。
通話が多い方はこのようなオプションを付けることによって、通話料も節約することが可能です。
★詳細なプラン・金額は各格安SIM会社紹介記事に書いてありますので参考にしてください。
格安SIMを使い始めるにのかかる費用
格安SIMを使い始める際に月の料金のほかにかかる費用があります。主に、契約事務手数料と3000円~3500円程度がかかるのが一般的です。その名の通り事務手数料やSIMカード代にあたるものです。
スマホとセットで契約した場合、一括精算では初回請求時に端末代を支払います。月賦契約の場合、翌月以降指定した分割期間端末代を支払う形になります。